ISBN:978-4622072928
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ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー、仏教、儒教・・・神道、世界の宗教のうち広く知られている宗教ごとに、著者は日本人の目線から、特徴とその世界観、国家の関係について語り口調で解説しています。
近代になって、効率化、民主主義化した世界からは、いわゆる信仰は捨て去られ、新しい近代的な賛美の対象が新しく信仰されるものとなったと。そして、そこで初めてあなたの「宗教」は何か?(もしくは私の宗教は何だろう?)という問いかけが生まれ、「宗教」が浮かび上がってきたと言う。
どのような宗教なのかではなくて、それを信仰する心が思う世界はどのようなものなのかについて語ってくれます。
「宗教」についての本というと、つい何を神さまとしてどのような行いをして、組織はどうだとか、そんな話を思いがちだけど、「宗教」をモノサシにしてみる世界をどう捉えるのかと考えると、宗教戦争などを想起させる重苦しいイメージから離れることができます。