ISBN:4-86199-002-5 2005年 三才ブックス 1500円
☆☆☆☆
よかったっていうんじゃなくて、よくこんなにたくさん書いたなぁで4つにします。熱意を感じます。
オタク(キモメンとも同義語で使用してます)な「俺」の愛を求める叫びが400ページにわたって展開。
80年代頃より恋愛至上主義が世間に広がり、結果、恋愛資本主義の時代が到来。
女性は金のあるイケメンを恋愛ヒエラルキーの上におき、オタクたち金もなくブサイクな男を人間以下のカテゴリへ落とした・・・ああ涙の物語。うんうん、それは人間を一面でしか見てないとお怒りなのはごもっとも。
ただ恋愛至上主義、というのは理解できたんですけど、後半さらに熱弁をふるう「萌えレボリューション!」は私には腰が引けちゃったのでした。
男を金と顔でしか見ない女性には、女を性的欲求のはけぐちくらいにしか見ない最低のDQN男ばっかりだー! でもキモメンは本当の平等の愛を求めるがゆえに、いつもそんな女性に馬鹿にされてしまう・・・。
そうして馬鹿にされると殺人を犯したり、暴行してしまう最低の人間になってしまうところを救ってくれるのが!
「萌え」。
まず、人によって「萌え」の対象はさまざま。相手を選ばない。
二次元の世界の子に「萌え」た場合、その子は決してあなたを裏切らない。
ので、みんなが脳内でピュアな恋愛を繰り広げていれば、暗黒面に落ちることなく平和が訪れるのです。
・・・これはこれで、あまりに純愛を求めすぎる繊細な要望だなと思うので、おおそうだ!とはならないものの、私も脳内劇場を持っているので、平和になるというのは1票いれてもいいかも。
現実世界が殺伐としているこのごろならば、心の幸福をもたらす「萌え」をさらに普及していくのも手なのか。