2008/06/07

『女子の国はいつも内戦』辛酸なめ子

ISBN-13: 978-4309616476 2008年 河出書房新社



☆☆☆



「14歳の世渡り術」シリーズのひとつ。



この本の前書きにあることが、すべてなんだよなぁと三十路にはよくわかります。でも、渦中にいて友達関係とか学校とか、そういうことに絡まれてる中学生が手にとって、これで少しでも気が楽になればいいよね、と思います。



つまり、無視されたとか、悪口言われたとか、そんなのどうでもいいことだっていうことなんですよー。全然、大した問題じゃないのです。
そりゃツライと思うし、↑今こんなことが自分に起こったらやはりツライですけど、嫌なら、そこから逃亡することも出来るし。



私は早々に女子的世界からドロップアウト、他人のことは気にしないことにしちゃったので、楽でした。内戦ばかりの紛争地帯から亡命。亡命先は・・・平和な女子大。 



内容は、女子世界のヒエラルキー、スポーツ系、普通系、オタク系、圏外? とか分けてそれぞれのメリット、デメリットを書いてあるのは、そうだよな、と。
それぞれでうまく立ち回るコツとか・・・ ただし半分冗談、半分本気と思って読むのがちょうど良さそうです。
それぞれが持つと良さそうな文房具まで。へぇ。



他には、アメリカの私学、公立、ドイツからの帰国子女、と、男子、に「女子ってどうですか」と聞いてる章も。ここはちょっと作者の意見のため意図的に抽出したかも。



アメリカの子たちは友達づきあいがさっぱりしてて、差別はいけないことという建前があるからいじめはないとか。ふーん。ドイツでは、思ったことは言葉にしないと伝わらないとか。



ここも、日本が嫌になったら、世界に飛び出して行っちゃうのもアリ、と思わせられたら良いかもです。



たまにちょこっと毒を吐いてはいますが、けっこう良心的な14歳に向けての世渡りレクチャー。オトナはふーんと笑って、子どもは勇気をもらってください。





0 件のコメント:

コメントを投稿