2010/02/08

『読まず嫌い』千野帽子

ISBN:978-4-04-885027-8 2009年 角川書店



☆☆☆



「野生時代」2008年5月号-12月号、2009年2月号-5月号掲載「読まず嫌い。名作入門五秒前」に加筆修正。



読んだことはないが、気になる。読んだような気にもなっている、「名作」そして「文学全集」。著者自身の読書遍歴とあわせて、現在の読者にとっての「名作」と「文学全集」を語る。



「名作」とは何か?いまや邪魔者扱いか風前のともしび・・・「文学全集」ってどういうものか?
文学全集に収録されたものと、されなかったもの。それは何が違うのか?



世界の文学をある一定の尺度(ってどんな尺度か。「世界」=「欧米」だし)で選んであるので、読めば文学が辿った歴史が分かる。らしい。本当か。



文学史に登場したりしなかったりする文学作品を、「恋愛」「学校」「犯罪」「恐怖」といったカテゴリでくくりながら、文学の歴史に言及しています。



名作と言われると敷居が高く感じる私、それを選んだ人がどういう考えで収録させたのかも気になるので、どうも押し付けがましい気がして手に取ったことはほとんどない。
けれど、長い時代を経て、今読むと、だらだらした感じがかえって新鮮だったり、都合よく気絶してばかりの主人公が面白かったりするのかもしれません。



テーマが「名作」の評論と、文学全集というものへの考え、の2系統に分かれていたのが残念。文学全集への章はさらりとしたほうが読みやすいように思います。





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