2008年
蜷川幸雄/監督
吉高由里子 高良健吾 ARATA(現:井浦新)
エロくない・・・(泣)
痛々しくない・・・(泣)
皮膚がちりちり痛むような描写はなくて、ヒロインの心境を想像してちょっと痛みを感じるような。私の想像力が必要な映画だったんだろうか。いいや、それは本を読むときは必要だけど、映画は見せる範囲で表現するわけだから、見える範囲でどうかってことでいいのだよね。
殺したいって言うわりに、優しく扱うシバさん(ARATA)ですが、彼ひとり、スキンヘッドが似合っていて色っぽかった。演出じゃなく本人の色気だろう。
ARATAだけ見てれば良かった映画かもしれない。
吉高由里子はカワイイラインのまま、最後まで演じてました。そして不健康そうなのが良かった。
高良健吾は、暴力が抑えられない時の顔やら動きがぎらついてて素敵です。意外と色気はない。
繰りかえし見ることはないけど、見終わったときに暗くなかったのがなんとも不思議。たぶん、自分から百万光年離れた話だとおもってるからじゃないかとおもう。他人を威嚇して何するのやら。
一瞬だけ登場する警官役の唐沢寿明の「大物感」が激しい違和感を画面上にかもし出していて、彼らからみたら警察官ってこういう「ザ・オトナ」なイメージなのかなとも思う。
分かり合えない感じの。
もうちょっとエロさを出してくれたら良かったのに・・・
2013/08/22
2013/08/18
『パシフィック・リム』
Paciffic Rim 2013年
ギレルモ・デル・トロ/監督
チャーリー・ハナム 菊地凛子 イドリス・エルバ チャーリー・デイ
ロバート・カジンスキー マックス・マルティーニ ロン・パールマン
芦田愛菜
★★★★★
楽しかったので5つ。
ストーリーが薄いとか、そんなのどうでもいいのだ。ガシャーン、ガシャーン、重量感のあるロボット描写。KAIJU(カイジュウ)の怪獣映画っぽさ! ロボットvs怪獣、破壊される都市やおもちゃみたいな車や船。全部ぜんぶ、たのしい。
凛子ちゃんが、主演の彼とチューもしないというのが、日本映画みたいでうふふふ。年齢と関係なく、ガール、と呼ばれていたし。
それにしても、芦田愛菜ちゃん、恐ろしい泣きの演技でハリウッド進出ですか。泣くのが上手な子役って末恐ろしいわ・・・(背が伸びますように)
冒頭の、主人公ローリーが故・兄とカッコよくカイジュウを倒していた頃の描写といったら、ひゅーひゅー言いたくなるほど。イケてる!かっこいい!(ローリーが、では無くて。ローリーたちが動かすジプシー・デンジャーと、その駆動のさまが)
操縦するのに、実際にパイロットたちも同じ動きしなきゃならないアナログ感。脳の負担が大きいからと、二名の脳の片方ずつを使うシステム。原子力で動いてるところ。
怪獣映画だよー。昭和感をほんのり感じるSF描写もいいんだなー。秘密兵器が胸をぱかっと開けると出てくるとかさ、ロケット発射ボタンがあるとか(繋いでる脳から指令出せないのか・・・!)
たとえば、アイアン・マンのマッチョさを表現する動きとかスーツなどとは全然違うのね。このロボットたちは、すごくリアルなロボットっぽい。
力を出すために不恰好だったり、飛べなくて(飛べない!)戦場までヘリに運ばれていくとか(このあたりエヴァ風か)。不器用さが味だわ。
ロシア製のチェルノ・アルファなど重々しくて、あぁロシアのイメージだよねって思える。
カイジュウに探されちゃうドクターもいい味でした。そ、それはナウシカ!と日本人なら誰しもが思うシーンなど、盛りだくさん。適度にキモち悪いスライムの感じ。うわぁ!(喜んでる)
普段は字幕派ですが、これは吹き替えが楽しいかもしれませんね。
ギレルモ・デル・トロ/監督
チャーリー・ハナム 菊地凛子 イドリス・エルバ チャーリー・デイ
ロバート・カジンスキー マックス・マルティーニ ロン・パールマン
芦田愛菜
★★★★★
楽しかったので5つ。
ストーリーが薄いとか、そんなのどうでもいいのだ。ガシャーン、ガシャーン、重量感のあるロボット描写。KAIJU(カイジュウ)の怪獣映画っぽさ! ロボットvs怪獣、破壊される都市やおもちゃみたいな車や船。全部ぜんぶ、たのしい。
凛子ちゃんが、主演の彼とチューもしないというのが、日本映画みたいでうふふふ。年齢と関係なく、ガール、と呼ばれていたし。
それにしても、芦田愛菜ちゃん、恐ろしい泣きの演技でハリウッド進出ですか。泣くのが上手な子役って末恐ろしいわ・・・(背が伸びますように)
冒頭の、主人公ローリーが故・兄とカッコよくカイジュウを倒していた頃の描写といったら、ひゅーひゅー言いたくなるほど。イケてる!かっこいい!(ローリーが、では無くて。ローリーたちが動かすジプシー・デンジャーと、その駆動のさまが)
操縦するのに、実際にパイロットたちも同じ動きしなきゃならないアナログ感。脳の負担が大きいからと、二名の脳の片方ずつを使うシステム。原子力で動いてるところ。
怪獣映画だよー。昭和感をほんのり感じるSF描写もいいんだなー。秘密兵器が胸をぱかっと開けると出てくるとかさ、ロケット発射ボタンがあるとか(繋いでる脳から指令出せないのか・・・!)
たとえば、アイアン・マンのマッチョさを表現する動きとかスーツなどとは全然違うのね。このロボットたちは、すごくリアルなロボットっぽい。
力を出すために不恰好だったり、飛べなくて(飛べない!)戦場までヘリに運ばれていくとか(このあたりエヴァ風か)。不器用さが味だわ。
ロシア製のチェルノ・アルファなど重々しくて、あぁロシアのイメージだよねって思える。
カイジュウに探されちゃうドクターもいい味でした。そ、それはナウシカ!と日本人なら誰しもが思うシーンなど、盛りだくさん。適度にキモち悪いスライムの感じ。うわぁ!(喜んでる)
普段は字幕派ですが、これは吹き替えが楽しいかもしれませんね。
2013/08/10
『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』
Bridesmaids 2011
Paul Feig on AllMovie
Paul Feig 監督笑ったわー。アニーの幼なじみの親友がセレブな恋人と結婚することになり、メイド・オブ・オナーを任されたのだったが・・・・
アニーはケーキショップに失敗し、寝るだけのお手軽な女扱いの男に都合よく遊ばれ、ちっともいいことがなかった。そこへ、親友の結婚が。
親友と最近知り合って仲良くなったというパーフェクト美人・セレブなヘレンと親友をめぐって<アタイが一番の親友だから!>対決で、対抗心を燃やしたあげく、結婚前パーティーをぶちこわしてしまい、絶交宣言。あーあ。
いろいろやらかすアニーだが、程度の差はあれこういう気持ちは分かってせつない。頑張れ、アニー! 途中で知り合う警官が、超カワイイので、そんな体だけの男はすてて、この真面目だけどお茶目さんのタフで優しい警官と仲良くなりなよとやきもきするのであった。
他のブライズメイドも個性派で面白い。肉体派のメーガンもカッコいいし。
それにしても、アメリカは友人が何もかもをアレンジするのか? ブライダル・シャワーだけなのかな・・・ お金かかって大変そうと思いました。そのわりに離婚しちゃうのにね。
女同士の意地の張り合いが面白く、ちょっとほろっと描かれていて、楽しい映画です。
『ハンナとその姉妹』
Hannah and her sisters 1986
Woody Allen 監督
Mia Farrow Dianne Wiest Barbara Hershey
Michael Caine Woody Allen

ウディ・アレンが苦手かもしれないと思っていたが、80年代のこの作品なら大歓迎。女優たちがキュートさとリアルさの真ん中あたりなのもいい距離感です。
しっかりして親の期待にも応える長女、姉に反発しがちな次女、マイペースっぽい三女。かしましくない3姉妹って上品だった。コカイン中毒だった次女も、その当時の回想シーンであっても品がある(ダイアン・ウィースト、美人。衣装も素敵で、真似したくなる)
うふふふ、と笑って、近くの大切な家族のことを思うような時間をもらう映画でした。四季のマンハッタンを愛でることもできます。死ぬかもしれないと思ったミッキー(ウディ・アレン)や、デートでぶらぶらと街を散歩しているのが、羨ましい。すてきなニューヨークがここにはあります。
マイケル・ケインが現役な役なのを初めてみたのが収穫で、私のなかではMr.ウェインと言い出しそうで変な気分でした。
Woody Allen 監督
Mia Farrow Dianne Wiest Barbara Hershey
Michael Caine Woody Allen
ウディ・アレンが苦手かもしれないと思っていたが、80年代のこの作品なら大歓迎。女優たちがキュートさとリアルさの真ん中あたりなのもいい距離感です。
しっかりして親の期待にも応える長女、姉に反発しがちな次女、マイペースっぽい三女。かしましくない3姉妹って上品だった。コカイン中毒だった次女も、その当時の回想シーンであっても品がある(ダイアン・ウィースト、美人。衣装も素敵で、真似したくなる)
うふふふ、と笑って、近くの大切な家族のことを思うような時間をもらう映画でした。四季のマンハッタンを愛でることもできます。死ぬかもしれないと思ったミッキー(ウディ・アレン)や、デートでぶらぶらと街を散歩しているのが、羨ましい。すてきなニューヨークがここにはあります。
マイケル・ケインが現役な役なのを初めてみたのが収穫で、私のなかではMr.ウェインと言い出しそうで変な気分でした。
2013/08/08
『世界が土曜の夜の夢なら ヤンキーと精神分析』斎藤環
2012.6 角川書店 ISBN:978-4-04-110116-2
★★★★
第一章の冒頭に登場するエピソード。2009年の天皇即位二十周年を祝う国民祝典で、奉祝曲を披露したのがエグザイルであった。10年前の十周年記念のときは、YOSHIKIだった。
知らなかったけど、そうなのか。つまりは天皇陛下へお祝いしたい人たちを考えたときに、上記の二つの歌手が挙がったということなんですが、ここまで「ヤンキー的なもの」が浸透しているのだという例でした。もちろん右翼とヤンキー的なものが通じやすいからなんですが。
不良の<ヤンキー>だけではなく、ギャル、白州次郎、高橋歩、ヤンキー先生・義家弘介、橋下徹大阪市長、ジャニヲタなどをめぐりながら、日本に広がる「ヤンキー的なもの」への考察をしています。
・ファッション。舐められないよう威圧感を出すことが大事。、態度や格好がどんどん逸脱していく。フェイクとしての伝統性と、目立つための様式美。本質のなさ。
・本宮ひろ志テスト(著者考案の、ヤンキー度をはかるテスト。内容はあかされないが、本宮作品の主役ができるかどうかがポイント)
・対立ではなく、あらゆるものを取り込んでいく力は、母子関係がベースである。から、ヤンキーは母性的であると考察。男が女性もののサンダルを履く、にも見られるらしい(そうなの?)
・オトナになると家族主義になる。
気合が大事とか、「やんちゃした」過去を語るとか(勲章みたいに言われも困る)、母ちゃん好き(迷惑かけといてある一定を過ぎると母ちゃん大事教になる)とか。
そうそう、と頷くことばかりであり、かつ私はこれ全部キライなんだよと思う。最近は減っただろうけど、オトナなんて!と反抗する少年たちって理解できなかった。いやなら関わらなければいいのに。
そのくせヤンキーは現実主義。夢は現実のなかで描かれる。分かりやすい権力志向とか、上昇志向とか。ああ、これも私にはないものだった。いや、世界の捉え方が現実的であるからこそ、親とか学校とかに反発したくなるのか。
札幌で開催されるYOSAKOIソーランも「ヤンキー的なもの」として挙がっていて、納得。だからキライなんだな。意味不明の衣装、でかい音、気合いれる踊り子だち。ああ、苦手。
日本人が古来より(古事記を解きながら)、「つぎつぎになりゆくいきほひ」が日本人の根幹であるといった丸山眞男をとりあげ、著者訳すると、
「気合とアゲアゲのノリさえあれば、まあなんとかなるべ」となる。
「気合とアゲアゲのノリさえあれば、まあなんとかなるべ」となる。
いまここ→いまここ→いまここ がずーっと連続していく状態だそう。
例えば、天皇。天皇の天皇たるものが、次々に移っていくという見方。例えば、伊勢神宮の式年遷宮。なるほど、確かに感覚は分かる。元のコピーである新しい社を、オリジナルとして扱う方法である。
それがヤンキー的文化にもあるし、当然、現日本全体にもあるのだということだ。空虚なものがつながっていき、本質がないものが伝統として受け継がれている。
それから、ヤンキー的なものの問題点としては、反知性主義があるという。感情が優先され、何をするのかではなく<がんばっているから>応援する、という態度につながるのだと。選挙ではそういう投票が多くみられる。何をしようとしているのかが問題のはずが、<気合>で人物を評価して投票さえする。
なかなか面白い本でした。この先もこの考察を続けてほしい。
2013/08/05
『女子とニューヨーク』山崎まどか
2012年 メディア総合研究所 ISBN:978-4944124572
★★★
映画、ドラマに描かれる女性と都市・ニューヨークの関係。同時に、ファッションを表現してきた雑誌編集者へも言及。
ずーーーーーっと、カタカナ名前の羅列でぱっと読んだくらいでは、うま味は感じられず。○○くんと、■■くんがつきあってて、でも■■くんは本当は▲子が気になってる、みたいなどうでもいい話を聞いてるときのような気分に見舞われました。
映画出演者、雑誌編集者、などの情報がこうこうで、こうなのでした、と続いた最後に、ちらり作者のまとめ的な一行が入るのみ。ネタは楽しいのに、語り口調があまりに淡々としてはいませんでしょうか、残念です。
こざっぱりしすぎの文体のせいか、見難い(つかみが無いというか)章ごとのタイトルのせいか。雑誌寄りにするか、映像よりにするか、せめてもう少しポイントを絞ったほうがね・・・この程度の厚みの本では全て入れても薄っぺらいだけになってしまった模様。
なぜこんなに表層のみの情報羅列(しかも読みにくい)にしてしまったのか。映画やニューヨークが好きなのだろうなというのは分かるだけに、もったいないと思います。
カタカナが続くと、横書きで出してほしいとさえ思う。縦書きにするメリット(あるのか?)より、横書きの見易さを考えていただければよろしかったのに。愚痴。
★★★
映画、ドラマに描かれる女性と都市・ニューヨークの関係。同時に、ファッションを表現してきた雑誌編集者へも言及。
ずーーーーーっと、カタカナ名前の羅列でぱっと読んだくらいでは、うま味は感じられず。○○くんと、■■くんがつきあってて、でも■■くんは本当は▲子が気になってる、みたいなどうでもいい話を聞いてるときのような気分に見舞われました。
映画出演者、雑誌編集者、などの情報がこうこうで、こうなのでした、と続いた最後に、ちらり作者のまとめ的な一行が入るのみ。ネタは楽しいのに、語り口調があまりに淡々としてはいませんでしょうか、残念です。
こざっぱりしすぎの文体のせいか、見難い(つかみが無いというか)章ごとのタイトルのせいか。雑誌寄りにするか、映像よりにするか、せめてもう少しポイントを絞ったほうがね・・・この程度の厚みの本では全て入れても薄っぺらいだけになってしまった模様。
なぜこんなに表層のみの情報羅列(しかも読みにくい)にしてしまったのか。映画やニューヨークが好きなのだろうなというのは分かるだけに、もったいないと思います。
カタカナが続くと、横書きで出してほしいとさえ思う。縦書きにするメリット(あるのか?)より、横書きの見易さを考えていただければよろしかったのに。愚痴。
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