☆☆☆☆☆
ベン・スティラー/製作・監督・主演
クリステン・ウィグ、ショーン・ペン、シャーリー・マクレーン、アダム・スコット、
パットン・オズワルト、キャスリーン・ハーン
こういう映画が好きだ。普通のひとの、素敵な出来事。ベン・スティラーのプロフィール見て今、いま気づいた。『リアリティ・バイツ』監督したということに。好きだったなぁ
すっかりベン・スティラーも好きになった。
白髪まじりの短めヘア、節制してるよねという体型も素敵だ。
キャラ設定も、いい年して、空想。妄想が止まらないところなど、オレのことか・・・と前のめりになってしまう。
ヒマラヤでも携帯電話がつながる時代に、探す写真家にだけ会えない設定も、シンプルながら人と人のつながりについての変化を見せるうまさ。
そうそう、だってほんの少し前までは、こうだった。
兼高かおるさんの番組にときめいた日曜日の朝みたいに、ドキドキしながら主人公・ウォルターの冒険を見守った。
世界は広いし、誰かとつながることも、簡単じゃない。
スケボーが超絶うまい設定には、そんな隠し玉が・・・!(うらやましい) だけど、誰にでも得意なことあるでしょって言ってもらったとしよう。あったかな。
ショーン・ペンがまた追いかけたくなるようなカッコいい写真家で、ほとんどラストにようやく出会うところでしか登場しない奥ゆかしさ。
こういうカッコいい男に、君のおかげだ、信頼していた、と言われる喜びといったら、これまでの仕事すべてが報われるとはこのことかという感動だ。
認められ、必要とされる仕事をしたいっていうのは、誰にもある欲求ではあるけれど、なかなか叶えられないことも多いかと思う。ウォルターのように大事な仕事だけど表に出ないような業種だと特に。
その一歩がなかなか難しいんだ、と思いながらも、もしかして、何かのときに私の背中を押してくれるんじゃないか?と思うような素敵な作品でした。
シャーリー・マクレーン演じるママもチャーミングでした。家族が温かそうなのも、ほっとする点だったな。
音楽も素敵。Jose GonzalezのStep Up 壮大なイメージのオープニングでカッコイイ。サントラ買おうかしら。
そしてウォルターを揶揄ったり、勇気づける歌にはDavid Bowie のSpace Oddity
Jack Johnson1 も使われていて、私好み、ど真ん中すぎ。
映像的には、アイスランド、グリーンランド、ヒマラヤ。人気のない風景の清々しさ。
ヒマラヤ登山には少々軽装じゃないかと心配したけど、映画だからね。あんな高地でサッカーなんか、私には到底できないですが、映画だから許す。というか、ここの場面までの流れが良かったので、全然気にならないわ。
視点が空から、地面から、水平、潔い構成なのもすっきりしてます。ライフ社の会社前の俯瞰映像も、きれいでした。タイトルをOP映像にはめ込んでくるのも、押し付けがましくないオシャレ具合でにくいぞー、ベン・スティラー。
衣装も好みでなー。何もかも好きだ。