2014/04/06

『世界にひとつのプレイブック』

Silver Linings Playbook 2012

監督/デヴィッド・O・ラッセル
ブラッドリー・クーパー、ジェニファー・ローレンス、
ロバート・デ・ニーロ、ジャッキー・ウィーヴァー
クリス・タッカー

☆☆☆☆

妻の浮気現場で躁うつ病の爆発が起こって、浮気相手をめった打ちにしたパット(B・クーパー)と夫を亡くしたショックで会社中の人間と寝てクビになった、というティファニー(J・ローレンス)を軸に、
ラッキーアイテム病の父(デ・ニーロ)、優しい母(ウィーヴァー)や友人、主治医とのかかわりのなかで病気から快復していく姿を描く。

邦題が悪い。

「プレイブック」がアメフトのフォーメーションを書いた本だなんて、調べないと(映画見ても)分からなかったもの。アメフト狂いの父にちなんで、希望をつかむための戦術本、ってことなんですね。

見るまでは、病んだ人々が演劇セラピーで立ち直る話なのかと思ってました。プレイ、だから演劇かと。
アメフトを知ってる人しか意味がつかめないので、もう少しマシな邦題にしておいてほしかった。

病んでるパットが痛々しくて、海外の映画館では爆笑が起こったとか信じられないのですが本当か。彼が自分の家族だったらツライよー。妄想で同僚と妻を訴えて、何かが気になるとどうしても完遂しなければ大声でわめく。ああ、ツライ。

それに比べたら、ティファニーは自分自身を痛めつける系の病み方で、同じように痛々しいものの、それでも自分を受け入れるというところまで既に快復してるので、少しは楽でした。

同じ苦しみを経験している者同士、お互いを尊敬しあって支えられる二人に成長していきます。

B・クーパーやクリス・タッカーの表情がハイなあたりで停止している真顔(目が見開いている)が、真に迫る病んでるなぉという表情でした。
青い目とチャーミングな顔立ちが、これまた

アメフト競技場に暴力事件を起こして立ち入り禁止で、かつ迷信、きっちり病の(病気ではないけど)父と、入院措置の息子パットとの違いはわずか。わずかだけど、越えてしまったものは痛々しいのだった。父は、イタイ人。息子は痛々しい人。

J・ローレンスのティファニー、基本的には静かで我慢強い人を好演。我慢できるから、辛くなって誰彼かまわず寝る、という行動に出てしまうのでしょう。
初めてこの方の演技を観たけれど、確かにこれはアカデミー賞取るなぁといういい俳優です。ダンス会場でパットの妻を見たときの怒りが沸騰してくる表情、100点! 声が低めなのも、いいですね。キイキイいわなくていいわ。

ダンス練習場面でふわふわ揺れる胸が、ほんときれいだったなぁ 若い娘さんのふわふわ・・・
筋肉もあるけど、脂肪もついててキレイよー。

ラストで普通にロマコメ展開になったのは、アメリカ人だから仕方ないねと思うけれど。私の好みは、アイラブユーって言わないで済ませてほしかった。
言わなくて伝わってる、という二人を見たかった。

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