『レベッカ』
ダフネ・デュ・モーリア再読
『嵐が丘 (新潮文庫) 』
15年以上ぶりに再読。
ISBN:4-87290-116-9 WAVE出版 2001
☆☆☆
英国王室御用達の、しかし庶民が手に出来る日用品をあつめたもの。グッズのページがカラーで、個別に由来とか使い心地とかのコメントがついてます。
チョコレート、掃除機、洗剤、バス用品、化粧品、下着、紅茶、ビール! さまざまなものがあって、面白い。
英国人は漂白好きだとか、ティーのお供のおやつは充実してるとか、欲しくなっちゃうものばかりです。
入江敦彦のHPもあります。そちらも濃くて面白いです。あたしは女王なのぉ☆と叫んでらっしゃいました。
ISBN:978-4-16-369470-2 文藝春秋 2007.9
☆☆
文体がいやなのか、視点がいやなのか。両方? 何冊か酒井順子のものは読んでいるけれど、面白さをさほど感じない。
自分もダメで、とか言いながらどうにも目線が(文体が)偉そうに思えて、そのあたりが私とは合わないのではないかと思う。
「はげ」「食事」「格差」「都会」「謝辞」のマナー、などなど。微妙な社会のおつきあいの仕方について書いてあります。
ある程度、現在のマナー本としてみることもできます。あと、若い世代(or親の世代)とのマナー観の違いについても。そうだよなぁと思いつつも、発見らしきものはありません。いつもの、酒井節でした。
文庫で読むくらいがちょうどいいかも。
ISBN:4-488-46401-7(創元推理文庫) 東京創元社 2003年刊の文庫
☆☆☆☆
うまく出来てる、またまた読み終わってすぐに最初から読みたくなる。小憎らしいー。
ただ、ペット殺しの話がからむのが辛い。理由もなく、理解もできない悪意というか。悪魔的行為って本当に恐ろしいです。
主人公の椎名はまっとうで心優しい凡人で、彼が触れる物語に登場する強烈な悪のかたまりが。このギャップが激しくて、くらくらします。
二つの物語が、交互に仙台の街で進んでいきます。
ひとつめは、椎名が新・大学生として仙台にやってきて、引越しの日に出会う「カワサキ」との書店襲撃と、椎名の新しい生活の物語。
ふたつめは、2年前の事件。「わたし」と、ブータン人の「ドルジ」と、わたしの元彼「河崎」が、ペット殺しの犯人とかかわっていく物語です。
二つの話をつなぐのが椎名で、彼はなにが語られているのか分からない。自分がなぜ書店襲撃をしているのか、それも分からない。
読み手はほぼ椎名の目線で事件の全体をつかもうと、物語の展開を読み進めていくことになります。
ちらっと出てきた伏線も(当然伏線なので、最初に読んでるときにはどんな意味あいのことなのか分からない)、最後にそうかー、と納得できて、ふふっと嬉しくなります。
悪を追放したとか、懲らしめたとか、そういうすっきりした感じにしないのが、妙な読後感につながりました。悪意を根絶することはできない、という切ない気持ちが残ったあたりで読了。哀しい。
登場人物たちも、それぞれの人生を送っていくのね・・・と意外とドライに終った感じでした。
No animal was harmed in the making of this novel.