ISBN:4-334-07635-1 2006年 光文社
☆☆☆
久しぶりの若竹七海。葉崎市シリーズ、探偵・葉村晶シリーズともども大好きな作家のひとり。
これは葉崎市シリーズ、に近い。
舞台は葉崎市の離れ小島、通称「猫島」。入り江に「お腹をナイフで突き刺された猫のぬいぐるみ」が置かれているのを発見したところから、台風接近中の猫島に様々な事件勃発。そして、それらの大小の事件はどんな関連があるのか?
殺人事件が起こるけど明るく楽しく謎解きが進みます。
随分前に読んだ葉崎シリーズの2冊『ヴィラ・マグノリアの殺人 (光文社文庫)』『古書店アゼリアの死体 (光文社文庫)
』も読み直したくなりました。
明るい雰囲気にまぎれて、実はけっこう毒舌なのが若竹七海の持ち味だと思うのですが、今回はそれほど毒はなし。ほのぼのでもないけど、主人公らしき高校生の女の子、その祖母と友人のおばちゃまたちが元気なのが、スカッとします。
猫が活躍する点については、うーん、どうだろう、これ。事件が大きく展開するところで大勢の猫が活躍しますが、それって誰かが(猫か?!)がそれ!と命令したのか、あるいは人間の思惑と無関係にただ動いたのかがはっきりしない。
頭脳明晰な探偵猫が活躍してもいいし、何も考えてないただの猫なのに結果的に解決になった、でもいいのですが、どっちつかずのくせに大活躍してるのが腑に落ちないのでした。
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