Sunshine 2007年 イギリス
監督/ダニー・ボイル
キリアン・マーフィー、真田広之、ミシェル・ヨー、クリス・エヴァンス
★★
太陽に向かって宇宙旅行はやめておこうと思わせてくれる映画。
ツタヤ100円につき、失敗してるかもしれない映画を観よう推進中。
“太陽が消滅の危機、そこで地球人はマンハッタン島サイズの核爆弾を太陽に打ち込んで、新たな太陽を作ろうと宇宙船イカロスに載せ、出発した。
実は彼らはイカロス2号で、1号はミッション直前に消息を絶っていたのだが、水星近くでイカロス1号の救難信号をキャッチ。空気を作っている船内の農園が火災で焼失してしまったこともあり、1号救出のため航路を変えたところ・・・”
長い宇宙の航行のため、酸素と食料供給のために船内に農園をつくるというのは、すでにあるアイデア、でも、火災だなんてアクシデントがあったら、どうにもならないわね・・・ 人間が空気のないところで生きるのは、過酷な仕事だなと恐ろしくなりますねー。
ストーリーは間違いなく覚えてられるくらい簡単で、しかもオチにひねりはなく、人類は助かる(みたいです)
結果的に、最後に残ったキリアン・マーフィーが地球を救ったことになるんですが、こんなに全人類の希望を背負ってる(我らのバトルシップヤマト、帰るための酸素も船もなくなったので、カミカゼ状態です)のに、あまりミッション!という雰囲気がありません。イギリス人だからか?
それよりも、太陽=神の秩序、という構図が後半のメインであり、神の絶対的な存在に抵抗せず、受け入れたい、という欲求に陥るものが続出でした。
自らの意思で、太陽光に焼かれるものが・・・ え?
飛ぶまえから分かってたのではないかと思うが、そういう問題を解決するために乗務してるはずの精神科医が、最初に焼かれたい病に、日焼けして皮がむけてたぞ。
さらに、神と自分の問題になっていく西洋人のみなさんですが、ラストはミッション成功ですから、ん? となります。太陽も思うがままにできたの? ん?
問題にしてることと、ラストのバランスがちぐはくです。
さて、良かったところは、イカロスのデザイン。
太陽に向かうため、船体全体を大きなパラボナアンテナ型の傘でシールドしています。きれいで、面白い。
これが航路を変更したときに、傘のシールドの一部が破損して、危機に見舞われてしまう。それだけ、水星のあたりでは太陽熱が強烈だと。日焼けに弱い私には、恐怖・・・赤道に近づくだけで、焦げるもんね。
真田広之がキャプテン。
へーーー。真田さんは英語の発音に、いかにもな日本人訛りがない。
冷静だけど、柔軟性もあるいいキャプテンでした。しかし、アンテナ修理のときに、太陽に焼かれて塵になってしまいました。
キリアン・マーフィー。
なぜ彼がこれを選んだのか、さっぱり分からないのですが、物理学者の役です。全然マッチョじゃないけれど、学者にしては気骨のある役柄だった。