2011/10/10

『スーツの神話』中野香織

ISBN:4-16-660096-6 2000年 文春新書



★★★★



新書サイズで、男性のスーツの歴史をざっと知ることができる。現在のスーツに見られる特徴のもとになっているものが、過去のどこにあるかを特にピックアップしているため、論点が絞ってあって読みやすかった。



やや語り口調の文体が苦手な方もいるのかもしれないけれど、新書ならこれくらい楽しく読めてもいい。むしろ、ホントかしら・・・と思うくらいの調子のよさなので、確かめるためにいろんな文献にあたりたくなる効果があるくらい。



最終コーナーでは、日が沈まない大英帝国の時代の英国人が、かたくなに三つ揃えを着て熱帯地方でも暮らしたことも、世界中に現在の男性服=スーツが広まった要因とのことで、このガマンが大事という点がスーツのスーツたる理由だとのこと。



カッコよく魅せるのなら、スーツでなくても、各国民族衣装が美しいのになぁと思う今日この頃。やっと日本人もスーツが似合う体型になってきたとはいえ、羽織の裾が揺れるのもステキと思う。
スーツであることの理由を理解して着こなせば、もっと自分にひきつけて魅せることができそうです。



というわけで、女性にはスーツが似合わないのだな・・・と痛感。



あと、最近は細身なパンツのスーツが流行っているようですが、合ってない人のむちむち加減が目のやり場に困ります。私だけですか・・・ 多少のゆとりを希望。



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