朝日新聞出版社 2011年 ISBN:978-4022508706
阿部和重が女性作家を相手に、主に小説家としての悩みに相談に応じる対談集。
のちに結婚する川上未映子とも対談していて、面白い。いつか読もうと思いつつ、手が出せていない作家・阿部和重。
彼の作家としての思考の道筋の一端が垣間見える。と、同時に、対談相手の女性作家たちの同じく作家としての思考のあり方も見えます。
人のことは良く見える、というのはこういうことかなと思うくらいの爽快ささえ漂う相談の流れに、阿部和重を見直したというところ。
読んでもないのに見直すのはおかしいから、イメージが変わったといえばいいのか。
回答は爽快ながら、阿部和重の書くものは予めゴールがあったところへ、プラス、プラス、プラスの方向らしい。
終わりが見えません、と相談していた朝吹真理子と対照的だった。
小説家の創作の多様さも感じられ、楽しそうな対談のなかにそれぞれの仕事へのこだわりなども読むことができます。
やっぱり、阿部和重は読まないといけないなと思わせる、和子さまの知的な回答でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿