ISBN:4-309-016847 河出書房新社 2004年
☆☆
映画の原作も読んでみよう~、ということで読んだ。
何だか読むほどに腹が立ってくる小説だった。
この原作からよく作ったなぁ、の殿堂入り。
→原作からは想像もできない素晴らしい脚本、映画作品になってますね、というランキング。不動の一位は『耳をすませば』宮崎駿監督で、暫定2位決定。
ミステリを除いては、文学賞を基準に本を読んだことはないのだが、これで「文藝賞」というので、驚く。賞ってあまり意味ないよな。
ダメダメな男の子の話を、ずっとダメダメなまま、最後も一ミリも移動してないダメっぷりのまま。それを評価したというなら、納得します。選評見てないので、何を評価されたのかサッパリ分かりませんでした。
う、ダメダメなままなのを「すばらしいダメの表現だ」と評価したのでしょう。
19歳の主人公「みるめ」と、39歳の「ユリちゃん(夫あり)」の、どこにも行かない、ただまったりと危機感もあまりなく、くっついて、とりあえずオトナにならないでいたいなぁ・・・と一緒に羊水みたいなぬるま湯のなかで、まどろんでいる。
「みるめ」は就職活動もしないし、学校で学ぶことはないと家業を継いで稼いでいる「えんちゃん」から可愛く好きと告白されても、「ユリちゃん」とのぬるい関係を選ぶ。
「ユリちゃん」は家事をしない(鍋は作れる)、ボサボサの格好で、色気を出す気はない感じ。
後半、「ユリちゃん」が離れていった。彼女は温かいママのおなかから外にでてみようとします。ただし、お料理も生活も面倒みてくれている「猪熊さん」付きなので、その気になっただけでしたけど。
22歳の「みるめ」が就活をしようと思っている、と友人に言うところがラスト。ということで、彼も遅れて社会への小さな一歩を、ママ(ユリちゃん)にさようならされて、やっと気づいたらしい。
そうかい、そうかい、オトナにならなきゃいけなくなったんだな、頑張ってくれ・・・
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