2013/05/05

『タイム』

IN TIME  2011年



監督:アンドリュー・ニコル



ジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・サイフリッド、キリアン・マーフィー



★★☆



未来。遺伝子操作により、ひとは25歳を過ぎると、残りの1年が残された時間となり、働いて時間を得るなどしないと、1年後に死ぬ仕組みとなっていた。
25歳から、見た目は年を取らず、金=時間があるものは、永遠に生きられるのだ。



乾いた風景や富裕層の暮らすゾーンの近未来っぽさは、いいと思ったものの、やりっぱなしの話の終わり方にずっこけた。



スラム街で暮らす男が、「永遠に25歳の見かけで、死なない人生」に疲れ果てた金持ちに100年以上の時間をもらったものの、助けたい母親は目の前でタイムアップ・・・死んでしまい、金持ちに復讐しようとする。



お互い惹かれあう大富豪の娘と男。しかし、彼女の豪邸にいるときに、タイムキーパーが富豪殺しの名目で男を逮捕しようとし、男は彼女を人質にして逃走。



逃走してるうちに、これが生きてるってことだわとか、多数から搾取した汚い人生だ(=時間)ちうセリフに意気投合して、二人は銀行強盗を繰り返すお尋ね者に。



ラストは金貸業の父親が保管している100万年(数字はあいまいな記憶ですが)の時間を強奪し、人々にばらまきます。



さて、どうオチをつけるのかと待っていたら、もっと大きなところを狙おうぜ、と巨大な銀行に突撃するところで、終わり。



貯められていた時間を世の中にまけば、価値が下がりますものね・・・ でも、遺伝子操作されてる自分たちを救ってほしかったのー。



私の見所は、黒革ロングコートでタイムキーパー役を演じるキリアン・マーフィーです。似合ってました。



彼らは1日分の割り当てしか時間がないため、男を追い詰めるも目の前でタイムアップ、死んでしまうのだった。ああ、せつない。
職務の奴隷か・・・という言葉を贈りたいエージェントでした。



主演と、助演女優は私の好みとは違うので、うーん。アイドル映画だったのだと思うことにします。



2013/05/04

『アイアンマン3』

IRON MAN 3



監督:シェーン・ブラック



ロバート・ダウニー・Jr、グウィネス・パルトロウ、ドン・チードル、ガイ・ピアース、
レベッカ・ホール、ステファニー・ショスターク、ジェームズ・バッジ・デール、



★★★★★



ロバート・ダウニー・Jr(以下RDJ)がキュルルン★かわいいので、★5つです。いやいや、1-2-3とシリーズものって話が大きくなってガッカリすることが多いなか、これは珍しくくだらなさで素敵に包み込む映画。



良いひと過ぎない加減が絶妙で、オレは良いやつじゃないって嘯くわけでもなく、正義のためと言って過度に自らを責め苦にするわけでもなく、本当に素晴らしいバランスです。娯楽映画のバランスよー。



・強敵に自分がなすすべもなくやられて、愛する人を守れないのではないかと苦悩するトニー・スターク。不眠症で気の毒なのですが、そんなところまでキュンキュンしてしまう。ごめん。



生身でもガンファイトいけるんだねっていうのはビックリしたけど、そもそも器用なひとだものね。
頭もよくて器用で、愛嬌があって。社長、最強ですわ。あ、もう社長じゃないんだっけ?



・RDJが何かするたびに、可愛い。キュンキュンボタンを押しすぎて、ずーっと頭のなかではキュンキュン鳴ってました。座席にキュンボタンがあればいいのに。満点でましたー。
もー、何であんなにお目目がキュルキュルですか・・・



飛ぼうとして飛べないあのシーンだけでも、また観にいきたい気にさせられるわ。キューピー人形に匹敵する可愛らしさ。プシュプシュ・・・で、階段を降りる、と。うふうふ。



・パーツがバラバラになって、飛んでくる設定は面白い。ただのスーツなのに、抜け殻でもスーツさんっていう人格があるみたいで、あのスーツは、武器から人格をもつ存在に変化したのだなあ



・スーツ着たトニー・スタークはカッコ良い系で、中の人のトニー・スタークはお茶目さんで。なのだけど、時々融合する場面がツボになりますね。スーツがお茶目さんで、中の人がカッコいいという。



・ペッパーが、むきむきになって怒り爆発。誰にでも、そういう攻撃的な部分があるよねーと思いつつ、焼かれたのに、ブラがまるで無事ってそんなことあるかい。割れた腹だけをみせられてしまいました。



・ダサい格好もまたいいのね。アメリカの男らしい。でもいいの、心が燃えているから目がきらめいているから。



・薬物を絶つコメント・・・あれは自分のこと入れた?あ、でも20年も前じゃないか。アリー・幕ビールを降板したときは、残念だったっけ。ついにアリーにぴったりのいい男が来た!と思っていたので。
手術も成功で、良かった。重石が取れたあとの彼の生活が、これまた楽しみです。



・前日に「図書館戦争」を見ており、もやっとしていた心が一気に晴れました。全力で作ってるのが分かります。ありがとうございます。次回も楽しみにしておきまーす。



2013/05/03

『図書館戦争』

監督:佐藤信介



岡田准一、榮倉奈々、田中圭、福士蒼汰、西田尚美、橋本じゅん、
栗山千明、石坂浩二、児玉清
鈴木一真、相島一之、嶋田久作、



★★★



えーーーー。ううーーん。



岡田くんはカッコいいねぇ これに尽きる。他はまぁどうしようもない。



制服の胸や腕がむちむちで、いろんな角度からもっと映していただきたいと切望するほどに。いい男になりました。他の共演者も濃い目だったので、ふと田中圭に映像が変わると、びっくりするくらいぼやけたお顔に見えて笑えます(田中圭も好きだけど)



・図書館の話になると(自分が図書館員の端くれだから)言いたくなりますよ、館内で私語厳禁!恋愛厳禁! そういうのはバックヤードでお願いしまっす。
集密書架から資料出せないって、郁ちゃんは問題だなぁと私も思います。利用者がいないから、乱れてないよね?



・堂上教官、その腕っぷしがあるなら10冊以上がっつり抱えて配架する場面にしてほしい。
監督に図書館への愛情がいまいち感じられなかったのが寂しい点。



・戦闘シーンがいまいちなら、ラブコメ方面で私をぶっとばして欲しかったけど、こちらはきわめて常識の範囲内でおさまった感があります。もっと赤面させてくれてよかったのにー。(セリフでは「王子様」とかなんとかあるのだけど、どうも映像的にもじもじさが足りないんだよなぁ この話、もっとバカに徹しないと)



・石坂浩二演じる仁科館長は、本を守る理由を語ってくれてましたが、他の図書館員にちゃんと伝わっていたのか、はなはだ疑問です。
特に、特に図書隊隊長・・・戦いのための組織ではなく、専守防衛、あくまで本を守るためなので殺傷目的ではないとか言いつつ(言ってたのは堂上さん)、戦いが好き好き♪ってひとにしか見えず、残念です。



・図書館員の暑苦しい図書資料への愛を盛り込んでくれたら、ヘンタイ映画になれたのに・・・
戦闘もの風にしたせいで、なんだか中途半端はなはだしい仕上がりになりました。



・榮倉奈々は、キャラとしてはうまくはまったのではないでしょうか。堂上さんにとび蹴りシーンは、見返したいようないいシーンでした。
私としては、もっと暴れてよしですが、後半は女子っぽさのほうがでました。



こういう気が強い向こう見ずな役をする人にお願いですが、もっと腹から声を出していただけないか。ほにゃーっとしたセリフでは気合が入らないの。ズバーンと腹から声で!



・橋本じゅんさん。隊長殿は、ふつうにしてたら威厳のある隊長風情なのに、どうしても顔芸に走りかけます。相手が相島さんなので、二人で見つめ合ってくれちゃって、笑いすぎました。



・中途半端な戦闘シーンのわけは、専守防衛だからな訳ではなく。ひとえに監督のセンスの問題かと思います。
いよいよ良化委員会に制圧させそうになったあたりでの、スロー映像に情緒的なテーマ曲が流れるという、感動場面ですよ的表現はガッカリ。安っぽさに拍車がかかってしまいます。



・SF設定の浮遊感がなかったのも残念な点。へんな世界の話だなぁと思うより、しょぼい映像だなぁ(装備や図書館の内容、すべてうきうきしない)



・フォーゼの福士蒼汰も濃い目俳優に負けず、見目麗しくてよかったです。栗山千明と並ぶと、この世のものとは思えぬくらいの造形コンビでした。うらやましい。



・というわけで、大画面で岡田くんを拝見したい方のほかは、テレビでいいんじゃないでしょうかね。あとはアニメ版とかもあることだし。



・図書隊って、どこからお金でてるのだっけ? 経費ありそうでいいなぁ



2013/04/17

『クラウド アトラス』

監督・脚本:ラナ・ウォシャウスキー、トム・ティクヴァ、アンディ・ウォシャウスキー



トム・ハンクス、ハル・ベリー、ジム・ブロードベント、ヒューゴ・ウィーヴィング
ジム・スタージェス、ペ・ドゥナ、ベン・ウィショー、スーザン・サランドン、ヒュー・グラント



★★★★



予告を観たときは、時代を越えても出会う運命の二人・・・輪廻と愛の物語かと思っていたのだが、実際は違った。確実に輪廻を示しているというよりも、時代ごとに繰り返される人間同士の衝突について、描かれる。



原作は未読。



6つの時代の6つの話、次の時代の人が前の時代の人が残した何かを目にしたり、聞いたり、している。



何かが次世代の誰かを支えたり、勇気をもたらしたりするのだよねと思える構造は、人間が生きる影響について思い起こさせますね。



うまいなぁと思うのは、登場人物をメインキャストたちが男女・年齢を越えて演じているため、それぞれ別々の話であっても、つながりを映像から受け取ってしまう構造となっている点。



直接のつながりはないけど、役者が重複することで一体感と一つの流れがあるような視点を持つように仕向けられてしまうのでした。映像体験としては楽しい感覚でしたね。



各話がわりとサスペンスやアクション映画のように、あるクライマックスへ向かってテンポアップしていく後半は、これをどう収束させるのか、何かウルトラCが待っているのか?(いわゆるオチ)とつい期待しながら観ていました。



白昼夢を観ているような現実感がふわふわ浮いているようなものだったのも、不思議な感じが続いて面白い。



なのにおオチは、あぁ、普通のいい話っぽくなってしまった・・・・! いつものハリウッド製作品ぽい、まったりとした後日談風の終わり方でテンポが悪くなってしまいました。



ラストの印象が、長い時間軸のなかでの人間同士の衝突とつながり、信頼、愛、といったものを感じさせるものであったなら、もっと壮大なイメージのまま終われたのにー。そこが残念です。



上映時間のわりに各話を追いかけているのに忙しくて、長さは感じませんでした。自宅でDVD鑑賞などすると、どこかで<ポーズ>ボタンを押してしまうでしょうが、これは映画館で観れてよかった、と。



*********************



・ヒューゴ・ウィーヴィングが殺し屋さんで追いかけてくるのは、どう観ても<エージェント・スミス>なので、いつ画面にPC言語が流れるのかとドキドキ。



・ベン・ウィショーが、またもいかにも似合う英国人でゲイの役だったので、ここだけでも観てよかったとか思う。



・ペ・ドゥナらネオ・ソウルで働く複製人間たちが、複製人間のわりにあまり美女じゃないのね・・・でも、春を売る役割のはずなら、もうちょっとキレイでもいいのに。



・トム・ハンクス。どの役でも、トム・ハンクス節炸裂、カワイイやつめ。キレキレ小説家役は楽しそうでした。



・ハル・ベリーがユダヤ人役をすると(彼女、半分はユダヤ人なのですね)、あらマドンナ風に! 何をしても、美女でした。



・ヒュー・グラントが人肉食族の親玉で登場したり、成功した実業家になったり。いろんな悪役になったのは、隔世の感を覚えます。美青年も、ここまで来たか。似合ってました。



2013/01/21

『007 スカイフォール』

Skyfall 2012年



監督/サム・メンデス
ダニエル・クレイグ、ハビエル・バルデム、ジュディ・デンチ、レイフ・ファインズ、
ナオミ・ハリス、ベレニス・マーロウ、アルバート・フィニー、ベン・ウィショー、ロニー・キニア



★★★★★



007シリーズで、一番心にぐっと来た。映像、音楽、ストーリー、そして衣装。衣装!



これまでの、ファンタジックで華麗なボンド(私のイメージでいうと、ピアース・ブロスナン)から、生身のボンドの比重を大きくした作品です。



撃たれても生きてるボンドは、やっぱり凄腕すぎるスパイだけれど、その他は落第点なところなども、生身ボンドらしい。



ボンドの生い立ちと、Mの死、そして新生MI6という話の流れが非常にうまくあっていて、これまでのボンドに敬意を払いながら、新しいボンドを産み出すぞという意気込みがいい展開を見せています。



ホームズといい、ボンドといい、イギリスは新しいヒーローをまたも誕生させたなぁと、羨ましさに歯軋り・・・ぎりぎり。さすが大英帝国は深みが違う。イギリスの最大の輸出品は俳優・・・またまた羨ましすぎる。はぁ



■セリフのところどころ、特にQ(若い!ベン・ウィショー)から、ペン型爆弾は古い、といわせるあたり、ほほーっと感心です。秘密兵器が見ものだったボンドシリーズとは違うんだと。これ以上アクションが進むと、ダイ・ハードみたいになっちゃうものね・・・よいと思うわ。



でもでも、です。でも、ボンドがアストン・マーチンに乗り換えて、走り出した途端に流れる007のメインテーマ曲♪ キター! 007シリーズを愛するファンにちゃんとメッセージですね。ミサイルも搭載されてる~



ま、古いボンドとはお別れ!と爆破されちゃいましたけど・・・ カッコよかったな。



オープニングのアデルの曲とイメージが水の底で展開するとこ、これはこれまでの、よりクラシカルなボンド映画のイメージですね。この場面だけでも、見てよかったと思いました。



■ダニエル・クレイグの演技力というのが、未だにイマイチ分からないのだけど、とりあえず衣装がお似合いで、惚れ惚れします。



これまで、私のスーツアクションは、前出のピアース・ブロスナンが最高だったのです。彼はエレガントに闘ってくれました。が、ダニエル・クレイグのボンドが、その地位をかっさらいそう。



トム・フォードの隙のない仕立てを、いわゆる端整なイケメンとはちがうマッチョ系なクレイグ・ボンドが着ると、より生身のボディ感が引き立ちます。
翻る裾、ぴったり胸に沿う白シャツ。手足がそんなに長くなさそうなダニエルですが、それもまた、キュートな魅力にしか見えないの・・・トム・フォード様マジック。



タキシードの下に着ている白シャツのデザインが見たことない、胸のあたりに斜めに仕立てられていて、そこ、スローで確認したい。オシャレすぎ。あれ?白いサスペンダーか?



ほかにも、生家であるskyfallで着ているカントリーのジャケット。ライフルを持って歩く後ろ姿がきまってます。どの場面でも、ばっちりキマっていて、眼福です。



ちなみに、敵であるシルヴァンの手下共でさえ、揃いのカジュアルなユニフォーム状態で、何てキュートなんでしょう。うう。衣装担当、いい仕事してます。



■ダニエル・ボンドは女性に興味なさそうに見える。特に今回。
前のときも、あらラブシーンはあまりよくないわ・・・・と思いましたが、その辺すっぱり諦めたのか、もう「ボンドガール」自体、いないも同然の扱いです。Mがボンドガールだったとも言えるでしょうけれど、うーん、でもラブには興味なさそうだ。あっさり撃たれちゃいました。



どんなときも美女を口説くボンドとも、お別れなのかしら? シルヴァに太ももすりすり攻撃されてたのって、そういうことか・・・ むふ。違うよね。



新しい上司レイフMに、貴族風味の色気を学んでみてはどうだろう・・・暇だったらぜひ。



■さようなら、M.ma'am
ジュディ・デンチのMは、素敵に殉死させられました。仕事がクールであっても、柔らかい心を守りながらMI6の先頭にたって、部下の犠牲も受け止めてきたのですね。そういう、Mの振る舞いがよく表現されていました。
諜報員は身寄りがないほうがいいのよ、っていう時の表情。この表情を見たら、ボンドが彼女を尊敬している訳もおのずと伝わるというものでしょう。



シルヴァにも、ボンドにも違う視点ですがどちらからも、愛されてます。シルヴァは愛と憎しみ、ボンドは愛と尊敬かな。



新・Mとなるレイフ・ファインズ! やー、レイフ・ファインズはもう50歳ですか・・・ 美青年もおじ様になりました。官僚的、とボンドに揶揄された後で、あの活躍。うふふ、カッコよかった。鍛えてるに違いないわ。紳士ねー。



■Mom?
適役の、シルヴァがMをマム!と呼んでいるのって、ママ、ですね。ボンドが遣うマム!はMa'amですが、ママ、僕だけを大事にしてよ、守ってよ、愛してよってリルヴァが言っているようでした。



ママをめぐる兄弟のあらそい・・・まぁ。ママに認めてもらいたくて暴挙、というのも新しすぎるテーマでした。



■映像も流れるエレガンス
全体的に、すごくスムーズに流れる画面だったのが印象的です。つまり、アクション映画であれば、真正面からドカーン!となるのでしょうけれど、冒頭の列車しかり、カジノしかり、ヨットしかり。高層ビルの狙撃手の背景クラゲしかり。



非常にエレガントな流れを感じさせる映像でした。ブラボー! こういうの、好きです。狙撃手とクラゲ映像だなんて、おしゃれすぎでした。



とにかく、新しいクレイグ・ボンドここに完成! です。周囲の俳優たちも見目麗しく、衣装も隙なく美しく、全面的に好みが詰まった作品でした。



で、次回どう来るのかが今から楽しみであります。









2013/01/20

『50/50』

50/50 2011



監督/ジョナサン・レヴィン
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、セス・ローゲン、アナ・ケンドリック
ブライス・ダラス・ハワード、アンジェリカ・ヒューストン



★★★★☆



癌患者となった若い男性の日常を描く。誰もがいつかは死ぬけれど、いつかの話だと思っている。その日常に切り込んでくる、癌という砂時計。人生の危機において、側にいてくれるひと、離れていくひと、新しく友となるひと。



研修中のセラピスト(アナ・ケンドリック)、過保護なママ(アンジェリカ・ヒューストン)、親友(セス・ローゲン)。



癌を克服したかどうかは分からないけれど、新しい人間関係のなかで希望を手にしたJGLのラスト、ハリウッド的にセラピストとくっ付いてしまうけれど、まぁいいか。ハッピーな感じにしたかったのだなと好意的に受け取ることにした。



あまり激しい感情を表に出さない主人公・アダム(JGL)が、手術前日に恐怖心や不安感がごちゃごちゃに混ざった感情を、親友相手に爆発させるシーンは、胸が痛む。



バカだけど愛すべき親友の、バカの背後にある思いやりや心配をちらっと見せる、節度のある雰囲気がよかった。
大げさにするでもなく、癌でも日常があるし、あなたを想ってる人を頼っていいのだよ、と。



ママ役のアンジェリカ・ヒューストンが素敵なママでした。過保護といっても、きゃんきゃんしないし、自分の出来ることをちゃんとしている立派な女性で。このママの子だから、アダムはまともに育ったのねと思わせる説得力がありました。



手術が終わって、セラピストに言う言葉。
 I want to make you pancakes, sometime.

sometimeにせつなさを感じます。作ってあげてほしい!



JGLが抗癌剤治療のため、髪の毛を剃ってしまうシーン。一回しか出来ないよね? ドキドキしました。剃ってもカワイイJGL。







『ハーフ・デイズ』

UNCERTAINTY 2009年



監督/スコット・マクギー
ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、リン・コリンズ



★★☆



7/14、マンハッタンとブルックリンを結ぶ橋の上でカップルが、コイントス。いきなり全速力でそれぞれの方向に走り出す二人。



マンハッタンは、サスペンス。ブルックリンは、家族関係のドラマが、同じ二人によって進行していく。



「スランディング・ドア」みたいな感じかなと思ってみたいたら、ラストにきゅっと締まりがないのであった。二つの物語を、同時進行させた<だけ> 



なぜコイントスして走ったのか、意味なかったよね。



主演のJGLが、自分の人生は自分で選びたいんだと言っていたくらいで、で、選んだのか単にコイントスの結果なのか。収束のさせ方に力がなかったです。



JGLとリン・コリンズのカップルが似合ってなかったのも、どうも居心地悪かった。



かなり最初の場面で、リン・コリンズがJGLの顔に手をやるので、彼女の手が映るのですが、非常に年取ってる手に映ってます。ぎゅあ。
実年齢は、彼女のほうが二つ上なだけですが、JGLが若く見えるせいで、10歳くらい上みたい。



なので、40近い女性にしか見えず(実際は30歳くらい)、そうなると彼女の言動があまりに子供じみていてついて行けない!という思いに襲われてしまってました。女優は手も命・・・



ヒゲのJGLが犬を散歩させてるのが可愛かった、というのが良い点か。