2011/09/21

『つぐない』

つぐない Atonement 2007年イギリス



監督/ジョー・ライト
キーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、シアーシャ・ローナン、ロモーラ・ガライ、ベネディクト・カンバーバッジ、ジュノ・テンプル



★★★★



1935年、戦争前夜のイギリス。貴族の娘セシーリア、同じ大学にかよう家政婦の息子ロビー、そして13歳の文学少女な妹ブライオニー。
ロビーに恋していたブライオニー。屋敷でのやりとり、覗き見した(下品な表現の)手紙。ふたりの大人の恋愛に衝撃を受けた直後、いとこが庭で男に襲われているのを目撃した。
ロビーに違いないと思い込んで、嫌悪からもロビーが犯人だと証言し、彼は刑務所へ。医者になる夢も、セシーリアと結婚する夢も、すべて破壊されて。



■屋敷の風景がきれい。
室内はやさしい花柄、庭や森もイングリッシュ・ガーデンとはこれ・・・といわんばかりの満ち足りた風景。画のよう。



■衣装、ステキ。
セシリア姉のセクシー(でも上品)なシンプルドレスも、妹ブライオニーの子ども服も、繊細でうっとり。シースルーの袖とか、下着のレース。どれもすてき。



■小道具が面白い。
この頃にはもうあったんだ!という面白さがたくさん。オイルライター、ペディキュア、電話(いわゆる黒電話なカタチの・・・)、お屋敷が時代モノなので余計に驚く。
ロンドンでは、2階建てバスが走って、地下鉄も。あ、ナルニアの時代と同じか。



■このくらいの思い込みのウソって、子ども時代にはあるかもっていうのが、また痛いところ。
成長して冷静に思い返すと、姉はロビーと愛し合っていたのだし、いとこは乱暴されたのではなく、自分の意思だったのだと分かるけれど、時すでに遅し! こわい。
戦争という不幸なものがさらにあり、幸せに暮らせるはずの二人は、離れ離れになったまま、亡くなってしまった。



ロビーは刑務所か、兵役かと選択をせまられ、ロビーは連合軍としてフランスへ。出征直前、ナースをしているセシーリアとロビーは再会。数年を経たいまも、二人の気持ちは変わっていないことを確かめ、彼女のもとにもどることを縁にフランスへ渡ります。
が、ダイナモ作戦が展開する海岸で、作戦最後の日、ロビーは死んでしまうのだった。



自分が思った以上に、他人を傷つけたこと。骨の髄まで凍みる恐怖・・・



最後、老作家となったブライオニーが最新作「つぐない」出版のインタビュー映像になるなかで語られる、そりゃないよ!な話で、少し落ち着いていた私の気持ちがどん底にー。



ロビーは無事で、セシーリアのところに一時帰還してる様子が描かれていたのだけれど、実際はフランスで死亡。姉も、ロンドン大空襲で死亡。ががーん。
それでは望みがないので、物語は真実とちがう結末にしたのです、と語ってます。



・・・どろどろな話にならないのは、絵画のような映像と、美しい(胸は洗濯板のようだけれど)キーラ・ナイトレイのなせる業でしょう。



・ロビー役、どこかで見たと思ったら『ナルニア国物語』のタムナスさんでした。
・先日、ドラマ放送されてた『シャーロック』のホームズ訳のカンバーバッジが暴行(と思われた事件)の真犯人だった・・・髪が茶色だと、雰囲気違います。やや体重も重そうな。



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