Black Swan 2010年
監督/ダーレン・アロノフスキー
ナタリー・ポートマン、ヴァンサン・カッセル、ミラ・キュニス、
バーバラ・ハーシー、ウィノナ・ライダー
★★★★
友人に、見てー!と言われたので見てみた。バレリーナ、ニナの追い詰められていく様子が、想像できる範囲での身体的な痛みで表現され続ける、逆剥け地獄・・・!ギャー!
物語は、あ、そういうラストにしたのね。残念だよ、ママから解放されて、自立して黒い羽で羽ばたくのかと思ったら、羽ばたいたが命を落としてしまったー。おお。
じりじりじりじりっと不安がつのって押しつぶされそうになっていくばかりのニナの心情に、付き合って行かされる2時間。疲れているときには見れません。
ナタリーが頑張ったね、賞賛をおくります。
舞台メイクもクールでステキ。衣装もゴテゴテしてなくてよかったな。
ニナがステキなドレスの上に、いつものまじめな女学生コート(しかもピンク)を着るとこなど、徹底してニナが子供として扱われ、自分でも子供だと思っている痛々しさが、たまりません。
だけど、肉体を使うパフォーマーであれば、ニナの位置にいくまでにも散々ライバル関係のなかでもまれているのではないかと思ってしまったけれど、4羽の白鳥のひとりと、プリマはまったく違うものだということなのですね。
たまたまニナがバレリーナだったけれど、基本的にはバレエの話ではなくて、娘に自分の夢を追いかぶせながらも、娘が自分よりも高い評価を受けることを憎む、毒親と娘の物語であります。
ママが1番怖かった。
黒鳥だけでもよいから、もっとダンスシーンを入れてほしかったなぁ
あと、ウィノナ・ライダーが物語とは別のところで、配役の時点で痛々しく。いっそ、ドスの効いたうらぶれたオバちゃん役で、再ブレークとか期待したい。