5×2 フランス 2004年
監督/フランソワ・オゾン
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ステファン・フレイス
★★★★
いいか悪いかっていうより、ああ、すれ違う心の動きがたまらない。
冒頭で、離婚手続きをしている夫婦の、ある時期ごとに短編風に切り取って、過去へとさかのぼるスタイル。
倦怠期、出産、結婚式、出会い。
最初の場面での夫ジルのレイプまがいの行動が許せなくて、というか、私はコレで、ジル=最低な男だと烙印を押してその後のエピソードを見ることになった。あ、だけど、どの時期も妻マリオンから見た夫は、いまいちダメ男なのだった。
乱交パーティーでの出来事を嬉しそうに語る。
異常分娩となったのに病院に来ない上に、生まれてから到着したかと思ったら、保育器のなかの弱々しいわが子にどう接していいか分からず、また逃げ出す。マリオン、あきらめるの早いって!
結婚式の後、ホテルにもどったら疲れて寝てしまってた。・・・これは残念だけど、仕方ないかもだな。ダメじゃないけど、根性なしって感じだ。
出会いのとき。ジルは当時の恋人とリゾート地に来てるのに、ひとりで旅行に来ていたマリオンに気持ちが動いて、いい感じになる。すぐ目移りするんだな。
というわけで、誠意の薄い男なのだった。
お互いに求めるものがすれ違い、怒りやあきらめを体にためていく様子が哀しい。が、こういう事ってホントあるよね、とも思う。
オゾン監督、意地悪よね。意地悪さを、いいときも悪いときもあるしさ、っていう言い方で見せているように感じました。
教会で挙式しないフランス人の、民法による婚姻の手続きが興味深かったです。民法の条項を読み上げてもらうのですが、契約なのだなぁと面白かった。
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