2009年 日本
監督/大森美香
小林聡美、伽奈、加瀬亮、もたいまさこ、シッテイチャイ・コンピラ
★★★★
見てる間は、ふーん、ふーん、と思っていたけれど、見終わってみると楽園のようなゲストハウスの中に自分も入ってみたいなぁという余韻がふんわりと残る。
小林聡美へ、と娘から(伽奈)の<ほうって置かれた>という言葉のほかには、はっきりと誰も心の中は言わない。言わないけれど、それぞれに思って、それぞれに悩んでいるのよね、と沁み出でてくる。
自分の好きなことをしたほうがいい、という母親に、好きなことがしたいから自分を捨てたのかとたずねる娘。
私に娘はいないけれど、自分の好きなことだけしたいのはすごく分かるので、母親の立場って大きくて困難よのう、とドッキリ。反面。母親は自分(娘)を捨てるべきじゃない、ってのも分かるし。
楽園のようなゲストハウスの中、あ、これは母の世界・・・美味しいご飯も出てきて、安全で安定しているかのような世界で。
娘視点で言えば、祖母に預けれらたことを乗り越えられずにいたのを、本人に気持ちを伝えることで絡めとられていたところから、一歩外に出た、というあたりで映画は終わりました。
ところで見るたびに思うけど、もたいまさこって、全部知ってそうで微笑んでいるのに、実は腹の底が深そうに見える。静かな人ほど、怒ると怖いだろうっていうのと似てるか。
監督の好みらしいけど、人物の顔アップがないので、じらされてる気分でした。カメラは少し離れて、彼らの日常を映します。タイ人の子の顔、もっと見たかったのに。
美味しそうなご飯も、母娘が一緒に食べないので、遠くから見るだけー。フードコーディネーター飯島さんのお仕事が、ああ、もったいない!
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